
ハンガリー・ホッロークー村は、世界で初めて、1987年に村としてユネスコにより世界遺産に登録された村です。58棟の保存家屋と白い教会は、ひなびた山村に中世そのままの世界を残しています。株式会社I CUBEが会員となっている東京中小企業家同友会港支部が、昨年9月に企画した『ハンガリー国際交流視察ツアー』でホッロークー村を訪問した際、日本と同様、過疎化問題と少子高齢化問題に直面し悩んでいることを知りました。
特に、年々子供たちの減少で、村の小学校が廃校の危機にあり、幼子を持つ親たちの不安は切実なものでした。村のレストランでパローツ料理を戴きながら、若い母親からつい最近の悲しい出来事をお聞きしたのです。
「ハンガリーでも少子化と教育予算の削減により、学校の統廃合が進んでいます。ハンガリーの小学校は8年制なのですが、ここホッロークー村も含め近隣の村の5年生以上は毎日スクールバスで100Km以上も離れた町の学校に通っています。最近小学校4年生以下が通う学校もだんだん廃校になってきています。幼子を持つ親たちは皆悪路の山道を100Km以上もバスで通学させることに大きな不安をもっていました。先日、この不安は大変不幸な形で現実なものとなってしまったのです。隣村の4年生の男子生徒がバスの転落事故によって亡くなってしまったのです。親は事故が怖くて遠く離れた町の学校に通わせたくはありません。止む無く村を離れる人もいます。ホッロークー村の小学校はまだ続いていますが、人数が年々減っているため廃校になる可能性が高くなっています。この学校が続くなら、近隣の村からも子供たちが通うでしょう。しかし、国からの補助もいつまで続くかわかりません。小学校存続のためには、どこからかの援助が必要となります。もし、日本からの援助が戴ければ大変助かります。」
ここで語られているホッロークー村の窮状をハンガリー政府観光局様より伺ってから、何かお手伝いすることはできないかと考えていたところ、東京中企業家同友会の有志の協力のもと、『ハンガリー・ホッロークー村小学校存続支援基金』を設立し、ホッロークー村小学校存続のための支援を行なうこととなりました。今なお中世そのままの世界を残す世界遺産ホッロークー村の“将来の防人”となるかもしれない大切な子供たちが安心してホッロークー村で学び、この素晴らしい世界遺産を後世へ伝承するために、環境整備のお手伝いを引き続き行ってまいる所存です。
我々、株式会社I CUBEは、ハンガリーと日本のビジネス交流、文化交流の推進に力を入れておりますので、今回は、東京中小企業家同友会の一員としてお手伝いさせていただきましたが、これからもできる限りの社会貢献のお手伝いをしていきたいと考えております。 |
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